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【小児科監修】「ロタウイルス」「B型肝炎」ワクチンで予防接種デビュー

激しい下痢と嘔吐を繰り返す胃腸炎を予防するロタウイルスワクチンと、感染力の強いB型肝炎を防ぐB型肝炎ワクチンは生後2ヶ月からの接種がベスト。赤ちゃんの負担が少ない同時接種で予防接種デビューしよう!

ロタウイルス」「B型肝炎」ワクチンで
赤ちゃん&パパの予防接種デビュー!

 ロタウイルス胃腸炎とは?
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最も重症化しやすい胃腸炎 激しい下痢と嘔吐を繰り返す

胃腸炎の原因になるウイルスの中で最も重症化しやすく、水のような下痢が続き、嘔吐を伴うこともある。体から水分と塩分が失われて脱水症状を起こしたり、ひどい場合はけいれんを繰り返したり、重度の腎障害、脳炎を引き起こすことも※①

日本では毎年80万人がロタウイルス胃腸炎で病院を受診し、8万人が入院している※②。

感染力が強く、保育所や幼稚園などの集団生活の場合、あっという間に流行する。手洗いやうがいなども大切だが、根本的な治療法がないため、予防接種が有効だ。


任意接種は高い?

感染症にかかった場合の出費のほうが甚大

任意接種のワクチンの多くは、1回3,000~5,000円程度。例えばロタウイルスワクチンだと1回の接種に1万円前後かかり、複数回受けなくてはいけないため、出費が痛いと考えるパパもいるが、感染症にかかってしまった場合のリスクを考えてみよう。

医療費は無料でも、1週間入院した場合、差額ベッド代や交通費などで約2万円。パパやママが仕事や家事をできない損失を含めると20万円近い出費になるとされている※③。ぜひワクチンで予防を!

B型肝炎とは?

感染力が強く、慢性化して
肝臓がんを引き起こすことも

B型肝炎ウイルスは非常に感染力が強く、日本では持続感染者が110~140万人いると言われている※④。B型肝炎ウイルスを持った母親から分娩時に赤ちゃんにうつる母子感染のほか、家族や友達などからうつる水平感染があるが、子供の場合は感染経路が不明なことも多い。

B型肝炎ウイルスに感染すると、ウイルスの遺伝子が肝臓内に一生残り、将来慢性肝炎や肝臓がんへと進行する可能性が。早めに予防接種を受けて、B型肝炎を予防することが大切である※⑤

 

※①河島尚志ほか:小児科診療2007;70;2277-2280 ※②中込治ほか:モダンメディア.2008;54;317-330
※③中込とよ子ほか:臨床とウイルス.41(4)239-250,2013
※④厚生労働省ホームページ「肝炎総合対策の推進について」 ※⑤B型肝炎治療ガイドライン第2版:2014より一部改変

 

生後2ヶ月になったら他のワクチンとの同時接種がオススメ!

オススメの受け方

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ヒブや肺炎球菌ワクチンなどと
同時接種するのが効率的

0歳児は接種が必要なワクチンがたくさんあるので、同時接種がオススメ。ロタウイルスワクチンとB型肝炎ワクチンも、生後2ヶ月になったらヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチンなどと一緒に接種しよう。

ワクチンについて

標準的な接種タイミングは生後2ヶ月から

ロタウイルスワクチンは飲むタイプの経口ワクチンで、生後2ヶ月以降に2回接種するものと3回接種するものがある。一方、B型肝炎ワクチンは3回の接種が必要で生後すぐから接種が可能だが、他のワクチンとの同時接種が一般的だ。

監修

 

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小児科、感染症のスペシャリスト
大阪労災病院小児科 部長

川村尚久先生


Illustration >> KANO RIEKO
Text >> RIE SUGITA

2015年5月発行『FQ JAPAN HEALTH』より転載

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