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子供同士のことに親が手を出しちゃダメ!? パパのための育児お悩み相談

2人の娘を独自の育児理論で育て上げた鈴木光司氏が、読者の悩みを一刀両断。今回のテーマは「子供の自己解決能力」。鈴木氏いわく「子育てに全精力を注ぐのは、決して子供のためにならない」。子供に考えさせ、決断させることが大事だ!



DADのための
育児お悩み相談

Q:娘はまだ3歳半なのですが、保育園で彼氏ができたらしいのです。先日は、娘を保育園に送り届けると、すぐにその男の子のところに飛んで行き、べったりとくっついて遊んでいました。3歳半の恋なんてかわいいものだと思いつつも、なんだかどうも気分がよくないのです。鈴木さんも娘さんが2人いらっしゃいますが、そんなことありませんでしたか?(37 歳・会社員)

A:僕はそんな心配したことはない。娘は18歳と22歳(※掲載当時)だけど、彼氏の写メだって見せてくれるよ。娘には男にモテる女になってほしい。年頃になったときに、異性が寄ってこないのが一番困るでしょ? 女の子だったら男を見る目だけは養わせてあげないとね。でもそれは日々のコミュニケーションの中で、自然に養われていくもの。うちはとにかく家族のコミュニケーションがちゃんと取れてるから反抗期だってなかったよ。父親は日々のコミュニケーションをしっかり取って、子供が考えていることを理解しておかないとダメだと思う。そして最終的に経験の豊富な大人が、うまくいくように導いてあげればいい。何事もコミュニケーションが大事なんだ。

 

親にとってしんどいことは見守ること。
それを避けて先回りしてはダメ!

ケンカでも何でもそうだけど、子供同士のことに親が手出しちゃダメ。子供は何事も自分で解決する能力を、経験を通して学んでいかなければならないのであって、親が先回りして答えを用意してあげたら何の意味もない。娘が保育園に通っているとき、公開保育といって学校でいえば父兄参観みたいなものがあったんだけど、そこで親は保母さんたちが、どんな風に子供たちと接しているかを見ることができた。そんな中で子供同士のケンカもあるんだけど、保母さんは止めずに放っておくんだよね。なぜかというと、子供たちに自分で解決するクセをつけさせてあげるためなんだ。

「この間はごめんね」と子供が自ら言えるようにしてあげることが大事。そういうことを通して社会を学ぶんだから。もちろん、とんでもない酷い場面になったら出て行かなきゃいけないけれども、そうなるまでちゃんと見守るということが、親にとっては実は一番しんどいことなんだよね。そのしんどさを避けるために、ケンカを回避させたり、ジャングルジムに登らせないようしたり、つい先回りして、自ら解決する場面を奪ってしまう。

僕らの父親仲間はわりと乱暴でいい感じだったよ。子供同士がケンカしてても放っておくし。子供同士で腹とかパカパカ蹴ってたからね(笑)。僕でさえ止めなくていいのかなと思ったくらい。でもそれが日常だったからね。ケンカしてる2人でも、そのうちまた一緒に遊び始めたりしてね。そういうのを見ると、やっぱり放っておけばいいんだって思ったね。

母親たちに多いと思うけど、全精力を子育てに注ぐとろくなことにならない。それが男の子だったりしたら特にそう。僕はなるべく母親も外で働くべきだと思ってる。子育てだけに没頭せずに、保育園に預けちゃって、ある程度放っておくくらいが丁度いいんだよ。

PROFILE

コメンテーター

鈴木光司

1957年、静岡県生まれ。2人の娘を持つDAD。90年「楽園」で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞し小説家デビュー。その後、「リング」「らせん」「ループ」(ともに角川ホラー文庫)がベストセラーに。「家族の絆」などのエッセーも多く、「少子化への対応を推進する国民会議」「東京都青少年協議会」の委員も務めるなど、“文壇最強の子育てパパ”と呼ばれる。


FQ JAPAN VOL.8より転載



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