【簡単お弁当レシピ】料理初心者パパでも失敗しないコツとは?
2026/03/12
遠足や運動会など楽しいイベントには「お弁当」が付き物。パパの手作りなら、父子の絆も深まるはず。料理初心者でも簡単作れるお弁当づくりのコツを、コウケンテツさんに聞いた。
1.お弁当は小さな献立 想いを伝える手段にも
2.料理初心者でも「失敗しない」ためのポイント
3.バターしょうゆオムライス弁当
4.3食そぼろ弁当
Q. 料理は妻にも手伝わなくていいと言われますが大変そうです。初心者が料理を勉強するには何からはじめればいいでしょうか?
A. 品数も少なく、出番も多い「お弁当づくり」に挑戦してみてはどうでしょう。
お弁当は小さな献立
想いを伝える手段にも
限られた予算と時間のなかで、レシピを考え、作る、毎日の食事づくりは、料理好きでも苦しいもの。料理自体に苦手意識を持っているパパも多いだろう。料理研究家のコウケンテツさんは、初心者パパは「お弁当づくり」から挑戦することを推薦する。「お弁当は小さな献立。覚えてしまえば、普段の料理にも応用できます。子どもにとっても、『自分のために作ってくれた』という体験は信頼を深めてくれますし、パパが子どもの日常を共有できる入口にもなります」。また、1日のなかでも特に慌ただしい朝に、パパがお弁当づくりを担当することで、ママはメイクや支度の時間を確保できる上、家庭内の役割分担がスムーズに回ることにも繋がる。
一方で、ママのこだわりが強く、やる気はあるけど料理は任せてもらえないという家庭もあるだろう。ここで諦めてしまうのではなく、まずは謙虚な姿勢でサポートに徹するのが良いとコウさんはアドバイスする。「まずは、ママの動きを観察して、指示を聞くことが大切です。『使い終わったボールを洗おうか?』と、自分ができそうな仕事を確認すると安心感が生まれますね。また、料理番組のアシスタントのように、段取りごとに調味料を揃える・片付けるなどを担当することで、料理全体の流れがスムーズになります」。こうして、準備や洗い物を“パパの定位置”としてルーティン化すると、ママの信頼が積み上がり、「任せても大丈夫」と思ってもらえるようになるのだという。
わが子にはもちろん、愛する妻へ想いを伝える「愛夫弁当」を、ぜひマスターしてみては。
料理初心者でも
「失敗しない」ためのポイント
1 段取りを整える
料理に取り掛かる前に、材料や調味料をバットなどに並べ、料理に使う素材を可視化する。
2 手順を軽くシュミレーションする
下ごしらえから具材を入れる順番を守ると完成度がぐんとアップします。
3 塩分(塩、醤油、味噌)を入れる前に味見
例えば、肉野菜炒めなら、肉と野菜を炒めた後に、まず素材の味を確認。その後に塩分を加え、再度味を確認します。この順番を守ることで、濃すぎず、薄すぎず、ちょうど良い塩梅をいち早く覚えることができます。
バターしょうゆオムライス弁当

材料(1人分)
・鶏ささみ:1本
・玉ねぎのみじん切り:1/8個分
・マッシュルーム:2個
・トマトケチャップ:大さじ2~
・しょうゆ:大さじ1/2
・サラダ油:少々
・バター:10g
・卵:1個
・塩:少々
・ごはん:200g
・仕上げ用ケチャップ、パセリ:各適宜
つくり方
❶卵を器に割り入れ、フォークでかき混ぜて卵液を作る。温めたフライパンに卵液を流し入れ、フライパン全体に薄く広げて、蓋をして1~2分弱火で蒸し焼きにする。
❷玉ねぎと鶏ささみを粗みじん切りにする。
❸❶の卵焼きを弁当箱のフタの上に置き、サイズに合わせて折り畳んでいく。
❹❶のフライパンの表面を拭いてから、バターを入れ、❷で切った玉ねぎと鶏ささみ、マッシュルームを手でちぎりながら入れたら、中火で手早く炒める。
❺鶏ささみの赤身が消えてきたら、ケチャップを入れて煮詰めていく。
❻温めたご飯をフライパンに入れて炒める。味見をして、味が薄い場合はケチャップを足して、さらに醤油を加えて、炒めていく。
❼全体にケチャップの色が行き渡ったら、弁当箱に盛り付け、❸の卵をご飯の上に乗せる。
❽仕上げ用のケチャップをラップにくるみ、パセリと一緒に卵の上に添える。
POINT
お弁当なので卵はしっかり火を通すこと。焼いた卵は弁当の蓋に乗せることで仕上げの作業がスムーズに。ケチャップライスは具とケチャップを先にしっかり炒めることでベチャつかず、旨味のある味になります。
3食そぼろ弁当

材料(1人分)
・豚ひき肉:100g
・卵:1個
・小松菜:2株
・温かいごはん:1人分
・塩、砂糖、ごま油、白いりごま:各適宜
【肉そぼろの調味料】
・しょうゆ:大さじ1
・みりん:大さじ1
・砂糖:大さじ1/2
・酒:大さじ1/2
つくり方
❶小松菜の根本を切り落とし、水で洗う。1cm幅の小口切りにしていく。フライパンにごま油を入れて、中火で熱していく。
❷卵を容器に割り入れ、塩・砂糖を加えたら、白身を切るようにかき混ぜる。
❸温かいご飯を弁当箱に盛り入れる。
❹❶の小松菜に塩少々を入れて、全体に馴染ませたら、白いりごまを散らし、タッパーに移して粗熱を取る
❺小松菜を炒めたフライパンを洗わずに、ごま油大さじ1/2を入れ、中火で熱する。
❻❷の溶き卵をフライパンに流し込み、菜箸でぐるぐるとかき混ぜてそぼろ状にしていく。全体が固まってきたらフライパンをコンロから少し離して炒め、卵が固まったら火を止めて、菜箸とゴムベラでほぐしながら細かくしていく。タッパーに移して、粗熱を取る。
❼フライパンは洗わずに、豚挽き肉と肉そぼろの調味料とごま油大さじ1/2を入れて、中火で炒め合わせていく。
❽豚挽き肉の脂の色が透明になったら火を止め、タッパーに移して、粗熱を取る。
❾小松菜、卵そぼろ、肉そぼろの粗熱が取れたら、❸のご飯のうえに盛り付ける。小松菜を中央にすると、見栄えがよくなる。
POINT
小松菜→卵→ひき肉の順番に調理することで、フライパンを洗う手間を省け、ワンパンで仕上げることができます。調味料を先に加えてひき肉を炒めることで味が馴染み、冷めても美味しくなります。
教えてくれた人
コウケンテツ

料理研究家。30ヶ国以上の国を旅して世界の家庭料理を学ぶ。旬の素材を生かした手軽でおいしい家庭料理を提案し、テレビや雑誌、講演会など多方面で活躍。3児の父親としての経験をもとに、親子での食育、家族の家事シェアを推進する活動にも力を入れている。YouTube登録者数200万人超の公式チャンネルでは、簡単ですぐにできる初心者向けレシピも多数公開中。
文/中島誠子