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インタビュー

【対談】貫地谷しほり×竹中直人「役を越えて、親子になれた」

子供を愛し、子供の幸せを願う気持ちは、どの父親にも共通なものだ。 4度目の共演となる竹中さんと貫地谷さんが演じる親子が過ごしたのは、切なくも笑顔溢れる日々だった。

撮影が始まったら
無理なくスッと親子になれました

竹中
またしほりちゃんと親子役ができると思ったら、現場が楽しみでしょうがなかった。前回は娘に嫌われてるお父さんだったけど、今回はその逆でした。

貫地谷
竹中さんが演じる「いっぽん」にベッタリ。でも、凄く自然に、すぐに親子になれましたね。

竹中
しほりちゃんが僕を「いっぽん」って呼ぶ声の音色で、二人の過ごしてきた30年間がスーっと浮かんできた。声って凄く大事で、「伝わる声」ってあるんですよね。でも、しほりちゃんは役柄的に大変だったね。

貫地谷
そうですね。施設に取材に行った時、職員の方に「今まで知的障害を扱った作品を観られて、どう思われましたか?」って聞いたら、「現実とは違う」って厳しい意見をおっしゃっていて。だから自然に観てもらえる作品にしたくて凄く真剣に向き合いました。そうしたら試写の時、施設の方が「今まで観た作品で、一番リアルだった」って言ってくださって、それは嬉しかったですね。

親子の愛情が深いからこそとても辛かった……

貫地谷
いっぽんって、娘のマコのことを凄く想う普通のお父さんなんですけど、その愛情が大きいからこそ胸がとっても痛くて。

竹中
しほりちゃんも確か一人っ子だったよね?

貫地谷
そうです。劇中に出てくるマコが小さかった頃の写真は、私の子供の頃の写真なんです。隣にいるいっぽんは父親のところに竹中さんを合成したもので。

竹中
そうだったね。

貫地谷
今回その写真を選ぶためにアルバムを見返したんですよ。写真に母の一言が添えられていたりするのを見て、改めて両親の愛情を感じましたね。だから、病気で亡くなったお母さんの分までいっぽんが愛情を注いで、マコを一生懸命育てたんだろうなあ、なんてしみじみ思っちゃって。

竹中
ご家族には観てもらった?

貫地谷
いや、まだなんです。うちの家族も“娘大好き!”って感じなので、特に父なんかがこの映画を観たら、間違いなく号泣ですよ(笑)。

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DATA

『くちづけ』
7才の心のまま大人になってしまったマコ。父・いっぽんとマコは、ずっと二人で生きてきた。父と娘の絆に心が震える、暖かくも切ない物語。
出演:貫地谷しほり、竹中直人、宅間孝行、
田畑智子、橋本愛
監督:堤幸彦 原作・脚本:宅間孝行 配給:東映

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©2013「くちづけ」製作委員会

www.kuchizuke-movie.com

FQ JAPAN VOL.27より転載

 

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