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【小児科医監修】最低限知っておきたい!子供の熱中症講座【要因編】

熱中症の知識を、要因と対策の2回にわたってお届け! 1回目は、熱中症の基本的情報。

アブナイ7月~8月がやってきます!
重症度別の発生時期

熱中症患者が増えるのは、7月下旬から8月。暑さはもちろん、体調調節がうまくいかなくなることも大きな原因となるため、急に暑くなると注意が必要だ。

熱中症は大きく3つに分類される。

I度
めまいや立ちくらみを自覚する/筋肉痛や足が攣る/拭いても拭いても汗がどんどん出てくる

II度 
頭痛、悪心(吐き気)、嘔吐を認める/疲れやだるさといった全身倦怠感を自覚する

III
意識障害を認める/けいれんが起こる/真っ直ぐ歩けない/体温が高くなる/意識喪失

子供が熱中症になりやすいのはなぜ?
子供の熱中症5つの原因

1. 水分の出入りが多い
大人が1日で身体全体の水分の7分の1が入れ替わるのに対し、赤ちゃんではなんと約半分が入れ替わる。つまり体から放出する水分の割合が多いのである。

2. 体温の調節機能が発達していない
発汗する量が少なく、かいた汗(水分)を気化させることで体を冷やすという体温調節機能がまだ未熟なのだ。

3. 先に水分喪失する、細胞外液の割合が多い
細胞外液と細胞内液があり、体液を喪失するときは細胞外液から奪われる。新生児期から乳児期にかけては細胞外液のほうが多いため、水分を失いやすい。

4. 自分の意思で水分補給できない
喉が渇いたと自覚してパパ・ママに伝えることがまだできない時期はパパ・ママが定期的に水分補給に気をつけてあげないと脱水を起こしてしまう。

5. 腎臓機能の未発達
水分や電解質を再吸収する腎臓がまだ発達していないために、電解質が不足しがち。電解質と水を上手に吸収できないと脱水に繋がる。

最低限知っておきたい! 子供の熱中症講座【対策・処置編】

監修

十河 剛先生 TSUYOSHI SOGO

1970年 東京生まれ。1995年 防衛医科大学校医学科卒。済生会横浜市東部病院 小児肝臓消化器科 副部長 医学博士躰道七段教士。合気道二段、剣道二段。日本小児科学会認定小児科専門医。日本肝臓学会認定肝臓専門医・指導医。日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医。自宅敷地内に道場を建設し、Sogo Budo Academy International設立。現在、子供たちや学生たちへの指導を続けている。


Text » MAKOTO SASAYAMA

※FQ JAPAN DIGEST VOL.33(2015年夏号)より転載

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