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少子化・核家族化の現代こそ「集団での体験」が必要?子どもの地頭を鍛える4つの方法

小学1~2年からの塾通いなど、過熱の一途を辿る「中学受験回避」をはじめ、子どもの将来の可能性を広げる選択肢として、小学校受験はメジャーになりつつある。今回は、幼児教育のパイオニア・伸芽会で講師を務める、飯田道郎先生と大西眞紀先生に、地頭を鍛えるポイントを伺った。

集団の中での学びがはぐくむ
未来を切り拓く「創造性」

子どもの成長に大切なのは単なる知識の詰め込みではない。教えられた通りにできる力ではなく、自らで発見・発展させていく創造性だという。そのため、小学校受験を含め伸びる子どもに共通しているのは、ひらめき(発想力)や工夫する力(応用力)を持つ「地頭」がいい子だと、飯田先生は話す。「地頭は、勉強の得意不得意で判断するものではありません。日々の適切な刺激によって大きく変化します」。

また、核家族化や地域のつながりが薄れることで、子どもたちが多様な人と関わる機会が減っている今、集団での体験が重要だと飯田先生は強調する。「いつも同じ家族や仲間では刺激が少なくなります。子どもを成長させるのは今も昔も『思い通りにならない体験』。例えるなら、昭和のころに見られた『路地裏の遊び』です。伸芽会では、集団でさまざまな体験をしながらヒントを与えて地頭を育てる働きかけをしています」。

小学校受験のみならず、地頭を育てることは、子どもの将来の可能性を広げる。ここでは、地頭を鍛える4つの方法を紹介する。

1 人と違う意見を持つことを褒める
「授業では発言が褒められた子どもの真似をする子が多いのですが、前の子と違う意見を言える子は、柔軟な思考力を持っていると高く評価されます」(大西先生)家庭でも、子どもが独自の意見を持つことを褒め、言葉にする体験を増やすことが大切だ。

2 いたずらを肯定的に捉える
いたずらをただ叱って終わりにするのはNG。「いいこと思いついた!」という、ひらめきの瞬間を重ねることで、子どもの発想力は伸びていくのだ。「一見悪いことでも『面白かったね』と肯定してから『でも、お外でやればよかったね』などと伝えるのがコツです」(飯田先生)

3 オニごっこなどの昔ながらの遊びを取り入れる
「オニごっこは危険回避をしながら人の動きを読み行動するという、人間が生きるために必要な要素が詰まった高度な遊びです」(大西先生)また、自分たちのルールを作ったり、遊びを工夫する体験は、創造力をはぐくむ機会にも。

4 多様な人との関わりを大切にする
「いつも同じ仲間や家族だけでは刺激も少なくなります。本来親は遊びを教えるのではなく、集団の中で遊ぶ環境を用意するだけでよいのです」(飯田先生)核家族化や地域のつながりが薄れている今こそ、集団での学びの機会を積極的に取り入れることが大切だ。

小学校受験の問題例


ゆりこさんは、お使いを頼まれました。リンゴとキクの花と電池と、明日の朝のパンを買いに行きます。初めに、果物屋さんでリンゴを買い、隣の電気屋さんで電池を三個買いました。公園の側を通ると、友達のさちこさんと会いました。お使いが終わったら一緒に遊ぶ約束をしたので、急いでパン屋さんでパンを買って帰りました。するとお母さんが「どうもありがとう。でも一つ、忘れてしまったようね」と言いました。ゆりこさんが行くのを忘れてしまったお店に〇をつけましょう。
(答え:花屋)



公園の絵の中でよくないことをしている子どもに×をつけましょう。なぜいけないのか理由を言いましょう。
(答え:堀の上に立っている子ども、滑り台で逆に上っている子ども、花壇の花を摘んでいる子ども、砂場で友達に砂をかけている子ども)

※実際の試験では、文章や数字ではなく口頭で出題される。そのため聴く力や考える力が求められ、地頭を鍛える必要性がある。

 

幼児教育のパイオニア・伸芽会の
託児施設 伸芽’Sクラブとは

忙しい共働き世帯の小学校受験をサポートする


伸芽会が提供する「伸芽’Sクラブ」は、満1歳から利用可能な託児施設。毎日の託児を通して、無理なく合格に必要な力を伸ばすだけでなく、集団での学びを通じて「地頭」のよい子どもを育てる環境を提供し、働きながら小学校受験を目指すパパ・ママをサポートしてくれる。

●半世紀以上の実績をもつ教育メソッド
合格につながる
創造性の芽を伸ばす
創立68年の実績に基づく指導

●働きながら小学校受験対策
週1日から週5日
1日3時間から11時間
ライフスタイルに合わせて選べる

●安心して預けられるきめ細やかなサービス
習い事から運動
生活習慣・しつけまで
あたたかくサポート
送迎サービスも!
 

 

※お問い合わせ内容欄に「FQ Japanを見た」とご入力ください。

教えてくれた人

伸芽会教育研究所 所長

飯田 道郎 先生


3,000人以上を難関校へと導いてきた、子どもに寄り添いやる気を引き出す人気教師。著書に『9歳までの男の子の育て方』。AERA with Kids+などメディアにも多数出演。


伸芽会 教育研究所

大西 眞紀 先生


幼児教育及び受験指導歴42年。受験指導アドバイスに加え、子どもの個性を見極め非認知能力を伸ばす家庭教育アドバイスに定評のあるベテラン教師。名門幼稚園小学校に合格実績多数。


編集協力/伸芽会

FQ JAPAN VOL.73(2024-25年冬号)より転載

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