頑張りすぎない「こどもの日」。世界の祝い方に学ぶ、親のウェルビーイングを保つヒント
2026.04.05
伝統行事に追われてイライラするより、親子で笑って過ごしたい。アメリカ、スウェーデン、トルコなど世界の「こどもの日」の雑学から、親が義務感を手放し、自分たちらしく過ごすためのマインドセットを提案しよう。
5月5日の端午の節句。日本では鯉のぼりや五月人形など、伝統的な「型」があるからこそ、忙しい日々の中では「準備が大変……」と少しプレッシャーを感じてしまう親御さんも多いかもしれない。
しかし、視点を世界に向けてみると、「こどもの日」のあり方は驚くほど自由で多様である。各国の雑学を知ることは、親である私たちが抱える「〜しなきゃ」というプレッシャーを手放し、親子で心地よく過ごす(ウェルビーイング)ためのヒントを与えてくれる。
そもそも「世界共通の日」はない?
実は、世界中で一斉に祝う「たった一つの日」は存在しない。大きく分けて2つの国際的な記念日があるが、どちらを採用するか、あるいは独自の日を設けるかは各国の判断に委ねられている。
世界こどもの日(11月20日):「子どもの権利」を考える日として国連が制定。カナダなどが採用。
国際子どもの日(6月1日):1925年の国際会議に基づき制定。中国やロシアなど多くの国が採用。
国連が「各国が好きな日を選んで良い」としている通り、「正解は一つではない」。この事実は、育児において無意識に正解を求めて疲れてしまう親の心を少し自由にしてくれるはずだ。
世界の「こどもの日」おもしろ雑学
それぞれの国の祝い方をのぞいてみると、子どもへの向き合い方や、親の負担を軽くする考え方の違いが見えてくる。
■ アメリカ:あえて「モノ」を贈らない?
アメリカでは国としての祝日ではないが、6月の第2日曜日などに祝う習慣がある。「おもちゃを買い与える日ではなく、子ども時代の喜びを共有する日」という考え方が根底にある。
ウェルビーイングの視点:豪華なプレゼントを用意する義務感を手放し、一緒に公園へ行く、おやつを食べる、といった「時間の共有」を主役にしてみるのも一つの選択である。
■ スウェーデン:主役は「子どもの自主性」
10月の第一月曜日に、学校で子どもの権利について話し合ったり、自分の好きな服装で登校したりする。
ウェルビーイングの視点:親が「お膳立て」をするプロデューサー役を休み、子どもが「どう過ごしたいか」に委ねてみることで、親自身の心の余白が生まれる。
■ トルコ:世界最古の「リスペクト」の日
1920年に始まったトルコの「こどもの日」。子どもたちが1日だけ政治家の椅子に座るなど、社会全体で子どもを一人の人間として敬う行事がある。
ウェルビーイングの視点:「しつけなきゃ」という力みを抜き、対等なパートナーとして子どもを眺めてみる。執着を手放すことは、親の精神的な安定に直結する。
世界の「こどもの日」比較表
世界各国の「日付」と特徴をまとめると、その多様性がより明確になる。
| 国名 | 日付 | 特徴・過ごし方 |
|---|---|---|
| 日本・韓国 | 5月5日 | 日本は伝統の「節目」、韓国は「家族レジャー」 |
| トルコ | 4月23日 | 世界最古。伝統衣装での華やかなパレード |
| 中国・ロシア | 6月1日 | 学校が休みになり、遊園地などが賑わうお祭りムード |
| イタリア | 1月6日 | 「エピファニア」と呼ばれ、魔女がお菓子をくれる |
| オーストラリア | 10月第4水曜 | 1週間かけて「子どもの能力」を社会で祝う |
親の笑顔が、最大の「ギフト」
世界の事例を知ると、共通しているのは「子どもを大切に想う気持ち」だけであり、形式は自由であることがわかる。日本の伝統行事も、その本質は「健やかな成長を願うこと」にある。
もし、伝統的な準備が今のあなたにとって負担であるなら、今年は「アメリカ流に、ただ一緒に笑って過ごす」や「スウェーデン流に、子どもの好きな服を着せてあげるだけ」に簡略化してもいい。当サイトのトップページでも、親が自分らしくいられるための様々な情報を発信している。
親であるあなたがゆとりを持って、心穏やかに過ごせていること。それこそが、子どもにとって何よりの「健やかな環境」であり、ウェルビーイングな家族ライフへの第一歩となるはずだ。
参考文献:PETITMIG「こどもの日は世界共通?海外のこどもの日の祝い方をチェック」
文/PARENTS Well-being編集部
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