共働き夫婦の理想と現実を分析!意識調査から見る共働き世帯の仕事・私生活
2026.06.08
年々、数を増やしつつある共働き世帯。その家計やキャリアなどは実際のところ、どうなのだろうか? 今回はマイナビが実施した実態調査を元に仕事・私生活の意識について解説する。
1.共働き世帯の正社員44.0%が「家計が苦しい」
2.20代は月平均残業時間が短く、平均家事時間は長い傾向
3.共働き正社員の約3割は出世意欲あり
4.ワークライフバランスと将来のキャリア志向の考察
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:粟井俊介)が20~59歳の既婚者かつ共働きをしている正社員男女を対象に実施した「【共働き世帯の正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2026年(2025年実績)」の結果を参照
共働き世帯の正社員44.0%が「家計が苦しい」
共働き夫婦の家計事情を調査を通じて見ると、「家計が苦しい」と感じている人は全体の44.0%だった。年代別では、20代は40.0%と比較的低い一方、40代で45.4%と最も高く、年代によって差がみられた。世帯年収をみると、現在の平均世帯年収は792.2万円であるのに対し、理想の世帯年収は1106.1万円で現実と約314万円のギャップがみられた。また、世帯を維持するために必要だと考えられている最低限の世帯年収は679.1万円だった。


20代は月平均残業時間が短く、
平均家事時間は長い傾向
共働き世帯の正社員に残業時間について聞いたところ、月間平均残業時間は15.1時間で、年代別では「20代(13.2時間)」、「30代(13.5時間)」がやや短い傾向にあることがわかった。家事時間を見ると、1日あたりの平均家事時間は1.9時間で、20代が2.2時間と最長だった。家事や仕事に対する意識や時間の配分に年代差がみられる背景には、ライフステージの違いが影響している可能性も考えられる。20代・30代は残業時間が短い一方で家事時間が長い傾向が見られ、仕事・家庭のどちらも重要と捉えている様子がうかがえる。


共働き正社員の約3割は出世意欲あり
30代は46.0%と高い傾向
共働き世帯の正社員に出世意欲について聞いたところ、全体の31.2%が「出世したい」と回答した一方で、60.2%は「これ以上出世は望まない」と回答した。年代別では、「出世したい」割合は20代が43.0%、30代が46.0%で、若い年代でも出世意欲を持つ人が一定数存在している。

「出世したい」と答えた人に今後目指したい役職について聞くと、20代では「係長・主任・職長クラス」が49.7%と最も高く、30代では「部長クラス以上」「係長・主任・職長クラス」がそれぞれ3割台となった。一方、40代・50代では「部長クラス以上」を目指す割合が相対的に高く、現在の役職も異なる可能性があることから、年代によって目指すキャリアの段階に違いがみられる。「出世したい」理由では、「年収を上げたい」「ライフワークバランスを保てる範囲で挑戦したい」といった声があがった。
一方、「出世したくない」理由では「責任や仕事の量を増やしたくない」「仕事よりプライベートを大切にしたい」といった意見がみられた。また、「子育てが落ち着いたら、より責任のある仕事にも取り組みたい」などの声もみられ、出世に対する考え方は一様ではなく、自身のライフステージに応じて出世時期を検討している人もいることがうかがえる。

ワークライフバランスと
将来のキャリア志向の考察
共働き夫婦の正社員は役割分担や働き方を調整しながら、仕事と私生活を両立させており、そのバランスの取り方は年代によって異なっていることが分かった。出世意欲に関しては、現在は家庭や私生活を優先しつつも、子育てが落ち着いた後など、将来的なキャリアのステップを見据えている様子もあるという。企業においては、時期や状況に応じて柔軟にキャリアを描ける仕組みを整えることが、人材を中長期的に活かしていくうえで重要になるだろう。
DATA
【共働き世帯の正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2026年(2025年実績)
発表日:2025年11月18日(火)~ 11月21日(金)
調査対象:20~59歳の正社員の男女のうち既婚者かつ共働きをしている人
調査方法:インターネット調査
有効回答:1,066件
調査結果全文:https://career-research.mynavi.jp/reserch/20260514_110382/
文:PARENTS Well-being編集部
参照元:2026年5月14日 プレスリリース「「【共働き世帯の正社員に聞いた】仕事・私生活の意識調査2026年(2025年実績)」を発表」より
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