亭主関白は幸せになれない?支配欲と結婚満足度の関係性について解説!

家庭内で絶対的な権力を持ち、主導権を握る亭主関白だが、今回参考にするレポートによれば支配欲と結婚満足度に相関はないようだ。今回はそのレポートを参考に詳しく解説していく。

<目次>
1.結婚生活における満足感を担う2つの要素
2.結婚満足度と強く結びついたのは“承認”
3.男性が陥りやすい「承認」と「支配」の勘違い
4.恋愛心理学者のコメント
5.子どもができると満足度が下がる理由

 

ナレソメ総研が実施した既婚男性91名を対象に「夫婦関係と結婚生活満足度に関する調査2026」の調査結果を参照

 

結婚生活における満足感を担う2つの要素

今回、参考にしたレポートでは男性が結婚生活でどのような満足感を抱いているのかを調査している。その結果、結婚満足度を左右していたのは「家庭内で主導権を握れている感覚」ではなく、「自分の存在や貢献が認められている感覚」であることがわかった。

男性の結婚生活における満足感は、以下の大きく2つの因子で構成されている。

・存在・貢献の承認
「パートナーとの結びつき」「居場所がある」「必要とされている」「家族に貢献している」「性生活への満足感」など、自分の存在価値を認められる感覚

・支配・優位性
「自分の意見が通る」「金銭的主導権がある」「関係をリードしている」「パートナーが従順」など、家庭内でのパワーバランスに関する感覚
 

 

結婚満足度と強く結びついたのは“承認”

分析の結果、結婚満足度と強く結びついていたのは「存在・貢献の承認」だったという。

「存在・貢献の承認」と満足度:強い正の相関(r=.516、p<.001) 「支配・優位性」と満足度:相関なし(r=.006) つまり、家庭内で自分の意見が通ることや、金銭面で主導権を握ることは、男性の結婚満足度とは関係していないということだ。  
 

男性が陥りやすい「承認」と「支配」の勘違い

一方で、「存在・貢献の承認」と「支配・優位性」には強い相関(r=.521)が見られたという。この結果から、男性は無意識のうちに、

・自分の意見が通る
・家庭内でリードできている
・金銭的な主導権がある
・パートナーが従ってくれる

といった状態を、「自分は認められている」と感じやすい可能性がある。
しかし実際には、結婚満足度を高めていたのは“支配”ではなく“承認”という可能性が高い。
 

恋愛心理学者・山崎敬太 コメント

今回のレポートでは恋愛心理学者であり、ナレソメ予備校で1,000件以上のカウンセリングや1,200名以上の成婚者の相談支援に携わっている山崎敬太は、今回の結果について次のようにコメントしている。

男性は「頼られること」や「家庭をリードすること」に価値を感じやすい一方で、本当に求めているのは“自分の存在を認めてもらえる安心感”です。
夫婦関係において大切なのは、どちらが上かではなく、互いの存在や貢献を認め合える関係を築けるかです。家庭内で主導権を握ることよりも、「あなたがいてくれて助かる」「一緒にいて安心する」と伝え合えることが、長く幸せな結婚生活につながるのではないでしょうか。
 

子どもができると満足度が下がる理由

今回参考にしたレポートの公開記事では、以上の研究に加えて子どもができると「結婚満足度」が下がりやすい本当の理由、男性が「家族に必要とされていない」と感じやすい場面などを解説している気になった方はぜひご覧いただきたい。
 

DATA

サステナブルな社会の実現に関する消費者意識調査結果
調査期間:2026年3月9日(月)〜3月19日(木)
調査対象:既婚男性91名
調査方法 :インターネットによるアンケート調査
調査結果全文:https://naresome.co.jp/note/husband-marriage-satisfaction-recognition-power//


文:PARENTS Well-being編集部

参照元:2026年6月1日 プレスリリース「【ナレソメ総研調査】家庭で主導権を握っても幸せにはなれない?「支配欲」と結婚満足度に相関なし」より

PICK UP
注目記事