柿谷曜一朗さん、丸高愛実さんが二人三脚で築き上げてきた「育児のリアル」とは?
2026.06.02
元プロサッカー選手の柿谷曜一朗さんと、タレント・丸高愛実さん。結婚から10年という節目を迎えたお二人は、現在、3人の子どもを育てるパパとママ。二人三脚で築き上げてきた等身大の「育児のリアル」についてお話を伺った。
「経験に勝るものはない」
親になることのリアル
第1子が誕生した当時のことを振り返ってみていかがですか?
丸高「妊娠した当時は、わが子とのキラキラした生活ばかりを夢見ていたんです。でもいざ生まれてみたら、忙しいは、手は足りないはで『なんじゃこりゃ!』って(笑)世の中のお母さんたちの苦労を実感しました。その理想と現実のギャップが一番しんどかったのが1人目の時でしたね」
柿谷「当時は自分に経験がないから、『育児なんてこんなもんだろう』と高を括っていた部分がありました。たまに自分で子どもを見る機会があっても、そのたった1日の大変さ、疲れしかわからないんですよね。残りの29日を知らないのに、『え、こんなん余裕やん』みたいなスタンスで妻に接してしまったこともありました。めちゃくちゃ怒られましたが……」
丸高「私は気持ちを溜め込めないタイプなのですぐ言葉にしちゃう。強い言葉を使ってしまうこともあったので、そこは反省していますね。でも、吐き出したときはしっかりと受け止めてくれたので」
柿谷「包み隠さず無理せずに伝えてくれたので、気持ちがすれ違わずに済んだのかなと。特に1人目の時は、経験値がそれしかないので、子どもとの時間が幸せ以上に辛いと勘違いしてしまう瞬間がある。その経験がないと、2人目、3人目を考える余裕は生まれないのかなと思います。そして、経験したからこそ、妻への態度や言葉をちゃんと反省することもできました。本当に経験に勝るものはないと思います」
男性は身体的な変化もなく、父親になる心の準備が追い付かないという声もよく聞きます。
柿谷「妊娠中も、こっちはお腹に赤ちゃんがいるわけでもないし、身体の変化があるわけでもない。正直、自分のストレスになるものってそんなになかったんですね。でも、マタニティブルーとか、生理とか、抜け毛とか、女性にはいろんな変化が起こる。それが体感できないから、どこほど大事なのか理解できなくて、度々地雷を踏んでいました」
丸高「ホルモンバランスの話は、本当に何回もしたよね。ずっとニヤニヤして笑ってるから10回は繰り返した(笑)」
柿谷「大阪生まれなもので、真剣な空気になると面白い方向に持っていこうとしてしまう癖がありまして……」
丸高「理解してほしいわけでも解決策が欲しいわけでもない。ただ、寄り添ってくれる気持ちが欲しかった。妊娠中も、子育て中も、どうしても孤独を感じる瞬間があるんです。だからこそ、パパがちゃんとわかろうとしている、寄り添ってくれようとすることを求めているんです!」
柿谷「これも経験しないとわからないことです。地雷は落ちてるんじゃなく、パパが作っていることを」
会話と息抜きの時間つくりが
夫婦のコンビプレーを支える
夫婦の間で、家事や育児分担のルールはあるのでしょうか?
丸高「明確なルールはないです。目に入った方がやる、気づいた方がやる。私は洗い物が苦手なんですけど、そこはパパが自らやってくれたり。最近は食洗機にもかなり助けられています」
柿谷「自分が気づいたことはやるようにしています。僕はサッカーをやっていたせいか視野が広くて(笑)家の中に落ちている物やおもちゃは全部見えます。でも、妻や子どもたちはそれを踏んじゃったりするんですよね。だから『ママが踏むやろ』とか言いながら、子どもたちにおもちゃを片付けさせたりしています」
柿谷さんは苦手な家事や育児はありますか?
柿谷「特に無いですね、いまは」
丸高「ウソじゃん。料理とかおむつ替えとかは?」
柿谷「やれるよ、全然。ちょっとだけママに任せてるだけ(笑)。あ、それで言うと娘のヘアセットだけまだ練習中ですね。これができるようになれば完璧」
丸高「私が家にいないとき『髪の毛だけ結べない』って電話かけてきたよね。だから、『ヘアゴムを園の先生に渡して結んでもらって』って伝えたら、結局自分でやれたって写真が送られてきて」
柿谷「ピンチの状況って大事ですよね。妻がいたら甘えちゃうけど、1人だと自分でやるしかないので。杉浦太陽さんとか先輩パパたちの、育児を育児と思ったらあかんとか、夫婦で楽しむものとかいう考えにも勇気づけられましたね」
夫婦としてお互いに心がけていることはありますか?
丸高「とにかくよく喋るようにしています。子どもたちが寝てから、今日あった出来事を寝るまでペラペラ喋るのがルーティーン。話すだけでスッキリすることもあるので、会話は大事かなと思います」
柿谷「僕の現役生活が充実したものになったのは、妻のサポートがあったからなので、今はとにかく妻には羽を伸ばしてほしいなと思っています。もう勝手に、友達と飲みにでも、泊まりで旅行でもなんでも」
丸高「さすがに旅行は行けないって(笑)」
柿谷「でも、夫婦のスケジュールを共有しているので「ここ仕事ないから友達とご飯行ってくる。夜子ども見といてくれる?」みたいに、もう依頼してくれるだけでいい。そのために、その日は予定空けているので。そのためにも早く、髪を結べるようにならないと」
最後に成長していくお子さんへの想いを聞かせてください。
丸高「本人がやりたいことを見つけたら、それを尊重して一生懸命応援したいですね。サッカーでも、なんでも」
柿谷「サッカーは辞めといたほういいと思う。熱心なママサポーターになりそうやから」
丸高「そこは抑えるって、ちゃんと。とにかく、好きなことを見つけてくれたら嬉しいです」
柿谷「せやな。一人ひとりどんな個性が育っていくのか、これからの成長が本当に楽しみです」
柿谷曜一朗
1990年1月3日生まれ。大阪府大阪市出身。4歳からプロサッカークラブ・セレッソ大阪の下部組織で育ち、高校2年時の時にクラブ史上最年少の16歳でトップチームとプロ契約2006年U-17アジア選手権ではプロ選手として出場し優勝とMVPの功績を収め、U-17ワールドカップでの超ロングシュートは最も素晴らしいゴールと評された。選手として徳島ヴォルティス、FC バーゼル、名古屋グランパス等に所属し、Jリーグ最優秀ゴール賞の史上初の複数回受賞者(2013年、2021年)となる活躍。各年代別日本代表に選出された後、日本代表としては2013年7月の東アジア杯でデビュー、2014年ブラジルワールドカップにも出場。2025年1月に現役を引退。現在は日本テックボール協会のプレイングアンバサダーオブテックボールに就任するなど、活動の幅を広げている。3児のパパ。
丸高愛実
1990年、東京都生まれ。2009年、エイベックス×週刊プレイボーイのオーディション「TOP OF グラビア」のグランプリ受賞を経てデビュー。『ロンドンハーツ』(テ レビ朝日)をきっかけにブレイクし、様々なバラエティ番組で活躍。2016年に元プ ロサッカー選手の柿谷曜一朗さんと結婚。現在は、3児のママとして育児を楽しみ 奮闘する様子をSNSで発信し、多くのママ達から共感を集めている。
写真/高田 啓矢
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