小池徹平×酒井健太「ありのまま相談できるパパ友の存在は、とても心強い」
2026/03/24
俳優の小池徹平さんと、芸人の酒井健太さんがパーソナリティを務めるTBSラジオのポッドキャスト番組『となりのパパはどうしてる?』。「一人のパパ」として通じ合い、リアルな子育ての悩みを語り合う二人に、パパ友の在り方や家庭のルールをインタビュー。
1.パパの心をつなぐ声の共感コミュニティへ
2.家庭円満の秘訣は役割分担よりも「感謝」
パパの心をつなぐ
声の共感コミュニティへ
――番組で初めてお会いしたお二人ですが、いきなり家庭や育児のプライベートな話をすることにどう感じていましたか?
酒井 正直、小池さんにはパパのイメージがあんまりなくて(笑)。でも、僕より子育て歴が長いので、こちらが「聞きたいこと聞こう」というスタンスで臨んだら、答えがちゃんと返ってくるんです。さすが先輩パパだなと。
小池 僕もお笑い芸人さんとはバラエティの仕事以外であまりお話しする機会はないですし、子育ての話なんて尚更。でも、実際に話すと、ひとりのパパとして共感できる部分がすごく多い。今まで「あるある」として一人で抱えていた悩みを、仲間に話すことでこんなにも気が楽になるんだ、と。この番組のおかげで、パパ同士で話すことの大切さに気づけましたね。
――初回のテーマは「パパ友っている?」でした。お二人が考えるパパ友の定義はありますか?
酒井 僕は、元々友達だった人はパパ友と呼びたくないですね。やっぱり、子どもの幼稚園とか保育園で出会った人なんじゃないかな。
小池 僕も子どもを通して出会うというのが大きいかなと思います。仕事の垣根を越えて、子どもの相談ができる人がパパ友になるのかな。
――パパ友は必要だと思いますか?
酒井 必要だと思います! ただ、現実には何ともいえない壁がある。ママ同士は「お茶して3時間しゃべっちゃった」みたいなことがあるけれど、パパ同士は飲みに行くのも「行くか……!」って、変な気合を入れないと向かえない雰囲気があるんですよね。
小池 僕も会話はしますけど「仕事何してるんですか?」とかは聞きづらいじゃないですか。プライベートに踏み込んだ話をする機会ってお酒の場でもない限りなかなかない。距離感の詰め方が本当に難しいですね。
酒井 だから、街で会っても話しかけるのは気まずくて、スマホ見てるフリしちゃったりね。
――そんな孤立しがちなパパたちに向けて、どんな番組にしていきたいと思っていますか?
酒井 僕はありのまま相談できるパパ友って少ないので、他の家ではどうしてるんだろう?みたいな疑問は「これ、てっちゃん(小池さんの愛称)案件だな」って、ラジオで話そうと思うようになりましたね。それがすごく心強い。
小池 一緒(笑)
酒井 マジ? よかった~! 世のパパにとっても、リアルな悩みを安心して吐き出せる場ってなかなか無かったと思うので、すごく大きな存在になると思います。
小池 些細な疑問でも出来事でも何でも気兼ねなく話せる。この番組が、パパたちが気持ちを語り合えるコミュニティに育ってくれたら嬉しいですね。
家庭円満の秘訣は
役割分担よりも「感謝」
――お二人の家庭でのルールや夫婦の役割分担はありますか?
小池 心がけているのは「感謝の気持ちを忘れない」ことです。やってもらって当たり前と思わずに、妻にご飯を作ってもらったときなど「ありがとう」と感謝を言葉にして伝えるようにしています。子どもたちにも「ママにちゃんとありがとうを言いなさい」と教えていますね。
酒井 子どもの主役はあくまでママ。僕はサポート役だと思っています。でも、ジダンの後ろにはデシャンがいたように、優秀な右腕がいる主役って強いじゃないですか。仕事で家にいない間、妻一人で頑張ってくれている大変さを感じるので、家にいるときは育児・家事をサポートして、妻の負担を減らすことを意識しています。
小池 子どもに対してだと、母親には甘えがあるぶん、締めるところは締める厳しい父親の役割は必要だと思っていますね。「パパが見たらどう思うか」「ちゃんとやらなきゃ」と自ら考えて行動できるような、厚い信頼感を持てる父親でいることを心がけています。
酒井 ここは言わなきゃって思うけど、つい許しちゃうんだよな~。かわいいもん。
小池 もちろん、普段は優しく接するし本気で遊ぶけど、ダメなことはちゃんと叱る。メリハリが大事だなと思います。
――夫婦で育児に向き合うなか、2人きりの時間はどのように作っていますか?
小池 モーニングデートはよくしますね。子どもたちを送った後、ちょっとお茶していく?みたいな。
酒井 僕もこの前、2人きりでご飯を食べる時間があったんですが、めちゃくちゃ久しぶりだったので緊張しちゃって(笑)ドキドキしました。
小池 その気持ち味わえるのめっちゃいい(笑) でも、いざ2人になると、子どもの「業務連絡」になりがちなんですよね。せっかくの夫婦の時間なのに。
酒井 僕もいまは子どもの話をしなくていい時間なのに「あれ、じゃあなんの話すればいいいんだ!?」ってなっちゃって。めちゃめちゃ有意義な時間でしたけど、この時間も慣れなくちゃなと思いました。
小池 「子育てが落ち着いたら二人であそこ行きたいね」みたいなこと話したいですよね。
酒井 それだわ、正解。他のパパたちの「夫婦で行きたい場所」も知りたいな。
小池 絶対楽しいし、盛り上がるよね。
PROFILE
小池徹平/TEPPEI KOIKE
1986年1月5日生まれ、大阪府出身。2児の父。2001年に第14回JUNONスーパーボーイ・コンテストでグランプリ受賞。2002年フジテレビ系ドラマ『天体観測』で俳優デビュー(15歳)。また、ウエンツ瑛士とともに音楽デュオ「WaT」を結成、2005年に第56回紅白歌合戦に初出場するなど人気を博す(2016年解散)。以降、俳優としてドラマ、映画、舞台で幅広く活躍。主演を務める、ミュージカル『どろんぱ』が2026年3月より上演スタート。
酒井健太/KENTA SAKAI
1983年10月29日生まれ、神奈川県出身。2児の父。お笑いコンビ「アルコ&ピース」のツッコミ担当。2013年、キングオブコント決勝に進出し、全国に知名度を広める。現在は、「アルコ&ピース D.C.GARAGE」(TBSラジオ)「沈黙の金曜日」(FM-FUJI)「日曜ヒマするあなたに送る ヌンヌンヌーン!」(SBSラジオ)など多くのラジオ番組のパーソナリティを務め、「令和のラジオスター」の異名を持つ。
DATA
TBS Podcast
『となりのパパはどうしてる?』

2025年10月よりスタートしたTBSラジオポッドキャストオリジナル番組。俳優・小池徹平と、芸人アルコ&ピース・酒井健太がパーソナリティを務め、パパの悩みに真摯に向き合います。リアルな家庭の悩みや笑える「あるある」など、普段は聞けない本音トークを通じて、パパが孤立しないコミュニティを目指します。毎週水曜18時頃 更新。
文/竹治昭宏
写真/松尾夏樹